メルハバ!
まいど!皆さんお元気ですか?
「トルコ猫暮らし」の夫です。
記事の更新が滞り、すみませんでした。
というのも、この度我が家のペルシャ猫のクーちゃんが無事出産致しました!
私たちも今まで6匹猫を飼いましたが、なんせ猫のお産は初めてで、慣れないことだらけであわあわしてしまい、パソコンに向かう暇がなく、毎日忙しく過ごしていました。
今回猫の出産に立ち会って、新たに学んだことや、出産時の大切なことなどをシェア出来たらと思います。
Table of Contents
クーちゃんの出産
出産の朝
10月3日(土)妊娠中一日に10回ぐらい「ごはん下さい!」と言いに来ていたクーちゃんが朝から音沙汰なし。
いつも、ちょうだいビームが目から出てくるんじゃないかと思うほどの目線を注いでいた缶詰めも「欲しくありません~」とどこかへ行ってしまう感じ。
猫の出産前の兆候として、「食欲がなくなる」とネット記事に書いてあったので、「これは近いな…」っと思っていました。
陣痛
朝、食欲がなくなって、今日の夜中か明日だなとかってに予想していました。
が…なんと10月3日(土)のお昼ごろ、急にソファーのクッションの上でいきみだしたクーちゃん。
慌てて産箱へ移動させ、出産が始まりました。
箱の中をくるっと回転したクーちゃんを見たら、もうすでにしっぽと足が出ている状態でした。
お~!いきなり逆子…難易度高め。
バタバタと、いらなくなったタオルやキッチンペーパーを用意し、助産に努め始めました。
出産
1匹目
クーちゃんは懸命にいきんでいるにもかかわらず、1匹目の子は逆子だったのでなかなか出てきません。
クーちゃんもパニックになり、ずっと箱でぐるぐると回っていました。
とうとう箱の外に出たところで足から崩れてしまいバタン。
いきむのと同時に嫁がちょっとだけひっぱりました。
するとようやく全身が。
出てきた仔猫はクーちゃんが舐めても反応なし。
キッチンペーパーで顔の周りの粘膜を拭いてあげると、呼吸をしだしました。
ふ~。ひと安心。
でもなかなか泣かないので心配しましたが、呼吸をしだしてしばらく後、産声を上げてくれました。
2匹目
2匹目も逆子でした。
胎盤がなかなか出ず、へその緒で繋がっているのでクーちゃんもパニック。
またグルグル回り、赤ちゃんもブンブンと振り回されてしまっています。
仕方なくへその緒を消毒したハサミで切り、救出。
へその緒の切り口は爪でキュッとつまんで1分。
(そうするとへその緒の切り口が閉じます)
一番大きな声で産声を上げてくれました。
3匹目
陣痛が始まり、スムーズにするっと出てきた3匹目。
でも何の反応もなく、どれだけ鼻や口周りを拭いても息をしてくれません。
体をさすったり、マッサージしてもやはり反応がなく、心臓の位置もすぐにネットで確かめてマッサージしました。正しいかはわかりませんが、もうなす術も無いので人工呼吸も。
とても残念で悲しい事ですが、死産となってしまいました。
一番小さかったので、かなりの未熟児だったのかもしれません。
4匹目
3匹目の後、しばらくクーちゃんは落ち着いていたので、もうお産も終わりかなと思っていなした。
すると、また始まった陣痛。
スムーズな体が出てきました。
ただ、へその緒がつながったままで、またもやグルグル。
でもこの4匹目の子、生命力がすごい!
まだ、へその緒が繋がっているのにクーちゃんのおっぱいへ一直線。
バタバタと足を動かして進んで行こうとします。
思わず笑ってしまいました。
踏みつけたり下敷きにしたりするので、仕方なくハサミで切って無事救出。
生まれたてから運動量の多い4匹目の出産を終えて、
クーちゃん初めての出産はフィニッシュとなりました。
陣痛がずっと痛かったのか、仔猫と一緒に出てきた胎盤も4匹目のものだけクーちゃんは食べました。
後産
大きくなった子宮が出産後収縮する後産、人によっては陣痛と同じような痛み方するようです。
初めての出産だからか、クーちゃんも痛みがひどいようでハァハァと呼吸が荒く、口呼吸しています。
なかなか授乳に集中することができないようです。
いろいろ調べてみると熱が出る場合があるようで、獣医へ連れて行くことも考えましたが、ずっとではなく時々痛みがやって来るようです。
試してみようと思い、クーちゃんが痛みだしたら氷枕を背中に当ててあげました。
すると少し痛みが楽になったのか仔猫の世話を始めました。
授乳
4番目以外はおっぱいになかなか吸い付いてくれません。
慌ててペットショップに哺乳瓶と粉ミルクを飼いに走りました。
哺乳瓶で授乳を開始したもののなかなか慣れず。
1番目は飲んでくれましたが、2番目は飲んでくれず苦労しました。
翌朝ようやく3匹がおっぱいに吸い付いてくれて安心。
でも、2番目の体を触るとどこか痛いのか妙に鳴き声を上げます。そして昼頃からまた吸い付いてくれなくなりました。
夜中も2時間おきに哺乳瓶で授乳するも、次の日の朝、力尽きてしまいました。
日曜日の夜の出来事で動物病院にも行けず、とても悲しい結果となってしまいました。
そうこうしているうちに1番目も体温が下がってきたので大慌て。
クーちゃんがおっぱいをあげているにも関わらず、体重が減っていきます。
朝から動物病院に電話して状況を説明し、診察してもらう事になりました。
ルクの時にお世話になった獣医さんが見てくれました。
彼女いわく、低血糖を起こして内臓の働きが悪いのではないかという事で、点滴用の砂糖水を与えながら、シリンジでの授乳の仕方を教えてくれました。
教えていただいた情報やアドバイスを実践した結果、体重の減少は止まり、すくすくと育っております。
下の子は、55gとかなり未熟児で生まれたにもかかわらず、抜群の食欲でガンガン成長。
毎日、10gほど体重を増やし、一番大きく生まれた上の子を抜かしてしまいました。
上の子と下の子の成長の個体差はありますが、順調にいきそうなのでまずはひと安心です。
まとめ
私たちもクーちゃんも初めての出産で、命の大切さを今一度考えさせられました。
でも、素晴らしい感動の瞬間でもあります。
小さな仔猫とはいえ、産声を上げた時は笑顔がとまりません。
今後、私たちがまた、猫の出産に立ち会うことがあれば今回、見たり学んだことを忘れないようにまとめたいと思いました。
猫の出産を控えている読者の方がおられたら是非参考になれば嬉しいです。
まず大切なのは、出産が近づいたら道具を準備しておくこと。
いざ始まった時に慌てずに済みます。
柔らかめのキッチンペーパー、タオル(いらなくなった清潔なもの)消毒したハサミ、湯たんぽやカイロなど温めれるもの。
そして、
出産中に重要なことは、
・体が出てもへその緒がつながったままだったり、母猫が胎盤を食べず、へその緒がつながったままならそっと体を支えて切ってあげる。切ったら切り口をつまむ。
・仔猫が出たら呼吸ができるように母猫に顔を舐めさせて粘膜を除いてあげる。もし舐めないときは、ペーパーで優しく吹いてあげましょう。後で観察してみるとペーパーだけで拭くよりも母猫が舐めた方が綺麗に乾きました。
・母猫が温めれそうになければ、体温が下がらないように用意した湯たんぽやカイロで温めてあげましょう。(あまり熱すぎないよう注意してください)
出産後に大切なこと。
・2時間おきに母猫からミルクを飲ませましょう。うまく飲んでいない様子ならスポイトやシリンジで飲ませてあげましょう。飲まなくても飲ませることが大切です。溺れないよう口の横側から飲ませるのが良いみたいです。全く飲もうとしない子は低血糖を起こしやすいのでぬるい砂糖水を一滴一滴仔猫に合わせてゆっくりと与えましょう。
・仔猫用粉ミルクは、動物病院で扱われているような品質の高いものを選びましょう。(美味しくないと仔猫も飲みませんし栄養価が違います。)
・ミルクを飲ませたら同じタイミングで排泄を助けましょう。排泄しないと毒素が体に溜まってしまい不調の原因になります。親猫にお尻を舐めさせるか、ティッシュでポンポンと軽く刺激してあげると良いです。
・体温が絶対下がらないように湯たんぽなどの温かいものを箱に入れてあげましょう。暑い時にのぼせないよう逃げれる場所を作ってあげる事も大切です。
以上、クーちゃんの初出産の様子と、そこから学んだことでした。
猫の出産に立ち会う方のお役に立てば幸いです。
ほな!
クーちゃんの出産シーンをまとめました。↓↓↓
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