「トルコ猫暮らし」の嫁です。
トルコで暮らして11年
いろいろな事を経験しました。
それで今日もトルコ生活で気になる情報を皆さんにシェアしていきたいと思います。
海外旅行や移住を考えた時、気になるのが現地の医療体制ではないでしょうか?
私たちは幸いこれまで6年間トルコの病院で診てもらうほど、体調を崩した事がありません。
トルコの医療保険には入っているものの、外国人の保険は事故によるケガがメインで病気などで病院にかかった時は全く役に立たないという情報も多くあり、軽い風邪などは、日本から持ってきた風邪薬や漢方薬でしのいでいます。
でも時々お世話になるのが、トルコの薬局。
日本のコンビニのように、トルコ中無数にあり、日本から持ってきた薬が切れた時など、近くの薬局に尋ねに行きます。
そこで今日は、トルコの薬局事情と共に、最近私たちが購入したお薬をご紹介したいと思います。
まずは、トルコの薬局事情からご紹介します。
Table of Contents
トルコの薬局事情
日本のコンビニのようにどこでもある”ECZANE”の看板。
トルコ語で“ECZANE”(エジザーネ)「薬局」
2016年の情報によるとトルコ全国で約25,000店舗あるそうです。
トルコでよく見かけるA101やBimなどのディスカウントスーパーが全国でそれぞれ7000店舗ぐらいなので、Eczaneはそれよりもよく見かけることになります。
エスキシェヒルでは大きな病院の前に10店舗ほどずらっと薬局が並んでいるのも見かけましたw
トルコ国民はSGK(保険)に入っていたら、医療機関の処方箋があればほんのわずかな支払いで済むそうです。
とても良いシステムですが、トルコ人のお年寄りの家に行くと、隅のテーブルに薬がいっぱい。
薬の飲み過ぎで死んじゃうんじゃないかと思うほどです。
私たちが薬を買う時は、薬剤師さんに症状を述べると、お薬をいくつか紹介してくれます。
決めたら錠剤など、どのように服用するのか箱にマジックで書いてくれます。
- S1が朝に1錠
- Ö1が昼に1錠
- A1が夕に1錠
- TOKが満腹時つまり食後
- AÇが空腹時
という表示です。
では続いて、私たちがトルコで購入したお薬をご紹介します。
トルコで購入したお薬
鼻水のお薬
記憶に無いのですが、風邪を引いたときでしょうか?
買ったのだと思います。
「ハナミズ」っと。
私たちはいつも箱に何のお薬か書くようにしています。
頭痛薬
イブとかバファリンとかノーシンのように、トルコで有名なお薬です。
「痛み止めある?」ではなく「A-ferinある?」って感じで聞かれます。
効き目はわりと強く、半分や1/4に割って飲むようにしています。
胃薬
胃が重たくて、夫に買いに行ってもらったのですが、私は以前飲んだ水に溶かして飲む爽やかなタブレットタイプのお薬を想像していたのですが、買ってきたのがコレ↓↓↓。
薬剤師さんにどんな風に痛むのか聞かれうまく表現できなかったみたいです。
予想とは違い錠剤タイプで、きつそうなので半分に割って様子をみました。
2~3回飲んだぐらいで、胃のもたれはなくなりました。
喘息の吸引器
以前居たエスキシェヒルで喘息になり、日本に帰国した際に吸引器を処方してもらったのですが、トルコで使いきってしまいどうしようか悩んでいました。
何軒か薬局で「喘息の為の吸引器ありますか?」と聞くと、ある薬局で「前どんな吸引器使っていたの?」と聞かれ写真を見せると、「同じのあるよ!」と言ってくれ倉庫から持ってきてくれました。
日本では診察して、処方箋を出してもらい、薬局に行って合計8,000円出して手に入れたこの吸引器トルコの薬局で3,000円ほどで手に入れる事ができました。
アイワルクに引っ越してお世話になる機会が減りましたが、手元にあるだけで安心できます。
甲状腺の薬
若い頃から甲状腺が悪く、2回の手術を経て甲状腺を全摘しました。
なので、甲状腺ホルモンはお薬で補充しなければなりません。
日本で診察の際、最大で半年分処方してもらえるのですが、トルコで同じ薬が手に入らないかなと考えていました。
そこで日本の薬剤師さんに質問すると、丁寧に調べて下さり、トルコで手に入る甲状腺のお薬を3種類ほど紹介して下さいました。
その紙をもってトルコの薬局に行くと1月分200円もしない価格で手に入れる事ができました。
もう20年近く毎日飲んでいる甲状腺の薬がトルコでも手に入る事は私の中で大きな安心につながりました。
花粉症の薬
花粉症はトルコ語で”Bahar alerjisi”[バハル アレルジシ]意味:「春のアレルギー」
夫も私も春になると悩まされます。
そこで薬局で紹介してもらったのが抗ヒスタミン剤。
日本円で1,850円だそうですが、こちらでは250円ほどで手に入りました。
「夜寝る前に1錠飲んでね。」っと薬剤師さんに説明を受けました。
試してみると朝のくしゃみラッシュが軽減されました。
喉スプレー
いつも日本に帰国した際2~3本は買って来る喉スプレー。
喉が弱く、すぐに炎症を起こすので、必需品でした。
ある日トルコ人の友人と歩いていたら、鞄からおもむろにスプレーを取り出して、喉にシュッシュ!
「え~!コレ何!?」と聞くと、「喉のスプレーよ。風邪ひきそうな時よくするの。」と、早速友人のを写メを撮って、薬局へしかも200円以内で買えちゃう。
これからは日本から買って来る必要はなさそうです。
ものもらいの薬
夏の疲れが出るこの時期、毎年どこかに腫物ができます。
昨年は関西弁で「めばちこ」つまり「ものもらい」になってしまいました。
2~3日痛みが引かず、意を決して近くの診療所に行ってみると外国人はNGで、大きな市立病院に行ってくださいと言われました。
それで、診療所を出て隣の薬局で相談してみると、「これどうかな?」と出してくれた抗生物質の塗り薬。
塗ると一晩で腫れが引いて痛みも軽くなりました。
ビタミンB群
疲れた時に飲んでいます。
1日1錠ですが、ビタミンB群は水溶性なので、1錠を4等分にして4回に分けて飲むようにします。
かゆみ止め
日本のより効き目は弱いですが助かっています。
塗り薬の痛み止め
ぎっくり腰をした時、日本から持ってきた貼るシップを使い切ってしまい、途方に暮れていた時、トルコ人の友人が持ってきてくれました。
日本みたいに湿布薬はあまりありませんが、炎症用の塗り薬はあるので、塗るだけでだいぶ痛みが和らぎます。
ボルタレンの塗り薬、日本ではそこそこしますが、200円ほどで購入できました。
魚の目バンド
6回分入って240円ほどでした。
清潔な足に貼って3日間置いておくとポロっと魚の目が取れててくれました。
生理用ナプキン
これは薬局に限らず、スーパーでも気軽に手に入れる事ができます。
品質も良く、わざわざ日本から大量に持ってくる必要もありません。
私はコットンが目印のものが肌触りがよくお気に入りです。
まとめ
いかがでしたか?
意外と病院の処方箋なしでも、薬剤師さんに相談すればいろんな薬が手に入ります。
さすがに飲む抗生物質は処方箋が無いと手に入りませんが、軽い症状であれば、近所の薬局で十分対処できます。
お薬自体も薬局によって値段が変動する事はあまりないみたいなので、あまりにも高い薬を勧められたら断って、別の薬局で聞いてみましょう。
値段を確認するためにもレシートをもらう事もお忘れないように。
持病がある方は主治医の方にお願いして英語の診断書を書いてもらい、日本から持参なさって下さい。
トルコには翻訳事務所がわりとあり、英語からトルコ語であれば手頃な価格でしてもらえます。
それを見せて持病のお薬を薬局で購入できるかも知れません。
トルコに移住された方や今後移住をお考えの方の参考になれば幸いです。
ほな!
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