メルハバ!
まいど皆さん、こんにちは!
「トルコ猫暮らし」の夫です!
お久しぶりです。
お元気ですか?
今日もトルコに関するマニアックな情報をお伝えしますw
トルコに来て嬉しいことの一つに野良猫がたくさんいて私たちを毎日癒してくれている事です。
しかし、中には母猫が育児放棄した子猫がいたり、ケガしていたり、病気だったりと、かわいそうな境遇の子たちも見かけることがあります。
時には保護せざるをえない状況もあるでしょう。
私たちも現在マンションの地下で生まれた3匹の子猫と母猫を保護しています。
というのも子猫の目の炎症が酷く、獣医さんにしばらく看病してあげてと言われているからです。
それで私たちがトルコで猫を保護した場合どうしているのかを今日は解説していきます。
Table of Contents
【動物病院事情】トルコでもし野良猫を保護したら?
保護動物の治療は”Hayvan barınağı”[ハイヴァン バルナーウ]へ
もしケガや病気の野良猫を保護した場合、個人経営の動物病院ではなく、市が提供する動物病院”Belediye hayvan barınağı”[ベレディエ ハイヴァン バルナーウ]に行きましょう。
“hayvan barınağı”[ハイヴァン バルナーウ]は、動物保健所の役割をしていますが、トルコでは殺処分というよりも犬にワクチンを射ち、耳にタグをつけてもと居た場所に返すケースが多いです。
猫に関しては特に管理が難しいので、市民が保護した猫を連れてきて来た時、無料で治療や避妊・去勢手術をしてくれます。
家でしばらく保護する場合は、ノミ・ダニの薬をしてもらえないかも聞いてみましょう。
もしノミ・ダニの投薬をしてもらえなかった場合は、個人の動物病院でフロントラインのような投薬[1本約70リラ」を購入できます。
個人の動物病院でも野良猫の場合は飼い猫と違って割安で治療をしてくれます。
以前個人の動物病院に猫の避妊手術について問い合わせたところ、飼い猫の半額の料金設定でした。
動物病院で必要なトルコ語をいくつか紹介します。
- Yara[ヤラ](ケガ)
- Hasta[ハスタ](病気)
- Kısırlaştırma [クスルラシュトゥルマ](避妊・去勢手術)
- Pire[ピレ](ノミ)
- Kene[ケネ](ダニ)
- Kedi[ケディ](猫)
- Köpek[キョペッキ](犬)
- Yavru[ヤブル](仔犬・仔猫)
- İraç[イラチ](薬)
- Tedavi[テダ-ヴィ](治療)
- Aşı[アシュ] (注射)
トルコの動物病院ではお薬は処方されない⁉
動物病院では注射や処置など治療は行ってくれますが、お薬は処方されません。
代わりに獣医さんが処方箋”Reçete”[レチェテ]を書いてくれます。
獣医さんの説明を受け、近くの薬局”Eczane”[エジザーネ]で処方箋を基に薬を購入します。
(※残念ながら無料の動物病院で診てもらっても、お薬は無料ではありません。)
薬局”Eczane”[エジザーネ]では、人に投与する場合の分量を知らされるので、獣医さんに処方箋をもらう時によく分量を確認しましょう。
トルコでは原則投薬は人間のものを使い猫の体重に合わせ少量を与えます。
錠剤の場合は細かく砕いてウェットのえさに混ぜて与えます。
液体の場合はシリンジで口から与えます。
自宅での看病
ペットショップに行けば、猫のトイレや砂、キャットフードは手に入ります。
しかし、ペットシーツはトルコで見かけたことがありません。
そこで私たちが使っているのが、スーパーで売られている赤ちゃんやお年寄りの尿もれシート。
赤ちゃん用は小さく、お年寄り用は大きいサイズで売られています。
日本のと比べると吸収性がイマイチですが、猫のキャリーケースの中に敷いたり何かと助かっています。
子猫のミルクはペットショップ及び個人の動物病院で手に入れる事ができます。
個人病院の方が質の良いミルクを紹介してくれます。
シリンジもしくは仔猫用の哺乳瓶で与えてあげましょう。
家に猫を飼っている場合は、病気が伝染しないよう別の部屋で看病しましょう。
目の炎症や目ヤニがひどい場合は、抗菌作用のある紅茶の出がらしで優しく目の周りを拭き取るようにしてあげましょう。
回復したら…。
成猫の場合、もし可能であれば市の動物病院で避妊・去勢手術をして元の環境に戻してあげましょう。
獣医さんいわく、「手術をすれば猫同士のケンカが少なくなり、ケガや病気を防ぐことができる」っとおっしゃっていました。
子猫の場合、知り合いに飼いたい人がいないか?聞いてみたり、トルコ語が必要ですがインターネットサイトに里親募集の情報を載せる事もできます。
しかし、猫は外で飼うものという考えがあるトルコでは子猫でも元気になれば元の環境に戻したとしても地域猫としてお世話してくれます。
トルコのワクチン接種に関して
子猫を拾って是非家に迎え入れたいと思われる事もあるかも知れません。
家に迎えた後は市の動物病院では治療を行ってくれないケースがあるのでご注意を。
迎える前に一度ワクチン接種などしてもらえないか?避妊・去勢手術をしてもらえないか?市の動物病院に尋ねてみましょう。
市の動物病院では猫のワクチン接種は行っていない所が多いと思います。
それで、一般の動物病院におけるトルコのワクチン接種に関しての情報をお伝えします。
トルコには日本のように3種混合や5種混合のワクチンはありません。
種類ごとに接種していく感じです。
子猫の場合、生後8週目から打つことができます。
参考までに2021年現在インターネットで公表されている費用も載せておきます。
- 生後45日 ダニ・ノミ・虫下し(Dış içi parazit):首筋にフロントライン等の薬を投与。虫下しの錠剤をのませる。約70リラ
- 生後60日 パルボウィルス(karma aşısı):注射。約90リラ
- 生後75日 パルボウィルス(karma aşısı):注射。約90リラ
- 生後90日 狂犬病ワクチン(Kuduz aşısı):注射。約80リラ
- 生後105日 白血病ワクチン(Lösemi aşısı):注射。約90リラ
成猫の場合は、
- パルボウィルス(karma aşısı):注射。約90リラ
- 狂犬病ワクチン(Kuduz aşısı):注射。約80リラ
- 白血病ワクチン(Lösemi aşısı):注射。約90リラ
3本のワクチンで済むそうです。
(※費用は地域や病院ごとに多少異なります。)
以前我が家に生まれた子猫をワクチン接種に連れて行った時の様子をYouTubeで紹介しています。↓↓↓
まとめ
トルコは本当に猫が多いので、それに伴ってケガや病気など保護せざるをえない状況も出くわすかも知れません。
そんな時は各市役所が設置する無料の動物病院を活用しましょう。
できるなら避妊・去勢手術を済ませましょう。
そんな風にして引き続き野良ちゃんたちが地域猫としてトルコで幸せに暮らしていってほしいものです。
ほな!
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