Merhaba!
まいど!おおきに!
「トルコ猫暮らし」の嫁です。
ブログを書き始めた当初、トルコの滞在許可イカメットの記事を多く書いていましたが、最近は状況が変わりすぎていて、過去の記事はだいぶ当てはまらない状況が生じています。
それで今回は私が知るだけの最新のイカメットの状況をお伝えしたいと思います。
しかし、私が知っている情報が全てではありませんし、全く正しいとも限りません。
そして、次の日には法律が変わっていることもあり得ます…トホ…”(-“”-)”
その事を踏まえて参考にしていただければ嬉しく思います。
Table of Contents
新規イカメットが出ない・・・。
トルコの多くの場所で新規の観光目的のイカメットが出ない状況を聞きます。
今まであんなに簡単に出してくれていたのに、ほとんど出なくなりました。
その理由には、この観光目的のイカメットを取得して、労働許可を得ずに働いている外国人が多いことがあげられます。
ですのでそんな外国人には、観光目的のイカメットではなく、労働許可を取得するように促しているようです。
そして来る選挙に備え、国民の反感を避けるためにもこの措置が取られていることも聞きます。
では、そんな中で新規のイカメットを取得したい人はどうしたらよいのでしょうか?
①観光目的以外のイカメットに申し込む
まずは観光目的以外のイカメットに申し込めないか考えてみましょう。
・就労ビザを取得する
これは大変!
トルコで働くと週6日長時間働いて最低賃金が月給6万円台という状況。
トルコで登録して起業するにもまず5年トルコに住んでいる必要があり、資本金が必要だの、外国人一人に対しトルコ人を5人雇わないといけないだのいろいろ条件があるらしいので、トルコで起業するのも難しそうなのが印象です。
・トルコ人と結婚する
もちろんのことですが、イカメットの為だけに結婚するのはおすすめできません。
しかし、配偶者がトルコ人であれば、取得はそれほど難しくないようで、更新も2~3年可能なようです。
・不動産(住居)を購入する
アンカラ・イスタンブール・イズミルなどの30の大都市で75,000ドル(約1,000万円)
小さな都市で50,000ドル(約700万円)以上の価値のある不動産、さらに詳しく言えば住居登録されている不動産を購入する必要があります。
不動産イカメットの場合、更新は1年ごとだそうです。
※引用元→コチラ
・学生ビザを取る
若い人ならトルコの国立や私立の大学に申し込んで、入学できれば学生イカメットも取得は可能なようです。その場合の手続きはイカメット代行会社に助けてもらいましょう。
・医療目的のイカメットを取る
最近トルコの医療水準が高くなってきていて、しかも安いというので、海外からも注目されています。
もし長期の治療をトルコで受けるのであれば、医療目的のイカメットを考えることができます。
その場合医師に診断書を書いてもらい、イカメットを申請することが可能だそうです。
②イカメット取得可能性のある地域で観光目的のイカメット取得を目指す
トルコの中でも全く観光目的のイカメットが出ない県と、出るかもしれない県があります。
聞く所によると、イスタンブール・アンカラ・イズミル・アンタルヤなどの大きな都市は、確率は0ではありませんが、観光目的の新規イカメットはことごとく難しいようです。
可能性として高い場所は、イズミル県以外のエーゲ海沿岸のリゾート地などです。
アンタルヤから東の地中海のリゾート地も大きい都市は取得が難しくなってきている状況です。
まずは可能性のある地域で観光目的のイカメット取得をめざすとよいかもしれません。
その場合、以下の証明書が求められる場合があります。
・旅行計画書
観光目的ですので旅行計画書が求められることがあります。
Seyahat Planı
28.01.2023-7.02.2023 Pamukkale
10.03.2023-24.03.2023 Efes
29.04.2023-11.05.2023 Kappadokya
正式なフォーマットが現在あるのか知りませんが、以前私たちが書いたものはこのようなものでした。
先日申請した友人は手書きのものでより具体的なものを求められたそうです。
そして、それに合わせて、飛行機やバスのチケット、ホテルの予約表なども提出が求められる場合があります。
別の友人が移民局の担当者に聞いたところによると、中でも一番重要なものがホテルの予約表で最低でも1ヵ所につき5日間予約する必要があるらしいです。
予定はどうなるかわかりませんので、とりあえずキャンセル可能なホテルを予約されると良いのでは?と考えます。
そして残念ながら観光目的の初回のイカメットは最長でも6ヶ月しか出ないそうですので、思いに留めておきましょう。
・残高証明もしくは収入証明
次に求められるかもしれないのは残高証明や収入証明。
もしトルコの銀行口座が開設できたなら、銀行の残高証明がよいでしょう。
目安として申請月数×トルコの最低賃金(現在は8,500リラ)×1.5倍以上の金額を口座に入れておくことができます。
ですので、6ヶ月であれば76,500リラがトルコの銀行口座に入っている必要があります。
その証明書は”Hesap döküm”[ヘサップ ドキュム]と言って、銀行に行って”Hesap döküm istiyorum”と言いましょう。
これは口座のお金の動きを表していますので、夫婦間家族間友人間のお金の移動がいどれだけ問われるのかわかりません。
例えば、夫婦間で6ヶ月分の預金76,500リラを送金し合って証明書を出した場合、それを担当官より問われる可能性が否めませんので注意しましょう。
次に収入証明ですが、これも最近取得した友人に聞く所によると、日本の企業に勤めていてネット上でトルコに居ながら日本の企業のお仕事されているというような場合、日本の企業からトルコの最低賃金×1.5の収入(12,750リラ約9万円)以上の収入が毎月定期的にあるなら、その企業との業務契約書をトルコ語に翻訳し、そして、トルコの銀行に1ヶ月分の12,750リラ以上を入れて、先ほどの”Hesap döküm“を銀行で出してもらいます。
移民局の面接では、旅行計画書と共にその2つを提出しましょう。
※(日本語からトルコ語への翻訳は私たちは以前コチラの翻訳事務所を利用しました。WhatsAppでPDFを送り価格を聞いて振り込みし、郵送してもらいました。参考までに)
そして、もし次更新したい場合、毎月トルコの銀行にトルコの最低賃金×1.5以上の金額を入れて、家賃・電気・ガス・水道・日々の買い物などを支払いを全てトルコの銀行の口座で引き落とせるように手続きするように求められたそうです。
移民局での面接では長期滞在する納得のいく理由が求められます。
英語もしくはトルコ語ですぐに言えるように準備しておきましょう。
ある人はトルコに滞在したい理由を紙に書いて提出が求められました。
英語もしくはトルコ語が話せない場合は事前に紙に書いて持って行くのも方法かもしれません。
今後イカメットの更新でさえ難しくなる予想・・・
今後新規のみならず旅行目的のイカメットの更新でさえ難しくなる予想です。
ですので、ある程度今後に備えて対策も講じることが必要です。
新規イカメットと同じ対策を講じたり、まだイカメットが更新できる可能性があるイズミル県以外のエーゲ海沿岸に引っ越すことを考えてもいいかもしれません。
難しいですが、8年以上継続でイカメット取得できているようであれば、無期限イカメット申請にトライしてみるのもアリかもしれませんね。
おわりに
今回は最近イカメットを取得した友人たちがくれた情報を基に記事を作成しました。
(ほんまありがとう💛)
あんなに移住しやすかったトルコはいずこへ?という感じで、この1年本当に取得が難しくなってきています。
物価も爆上がりですし、トルコ移住の魅力は薄れているかも知れません。
なにがなんでも必死になってイカメット取得を目指すよりも、とりあえず申請してみようという感じで申請されることをおすすめ致します。
もし自分で申請が難しいと感じられるようでしたら、お近くの”İkamet izini danışmanlık”代行会社を利用してみてください。
友人の話によると、だいたい2~5千円前後の料金で難しい手続きを行ってくれたり、提出資料を用意してくれるという話ですが、イスタンブールなどではそれ以上という話も耳にしたので、何軒か問い合わてみられるとよいかも知れません。
しかし、代行会社を利用したとしても必ずイカメットが取得できるわけではないのであしからず。
みなさんのイカメット申請がうまくいきますように
ほな☆
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