Günaydın!ギュナイドゥン!
まいど!おはようさん!
トルコ語のおはようは、Gün(日)+aydın(輝く)という単語を組み合わせてできています。
私たちの一日の始まりを輝かせてくれるのは、朝日と美味しい朝ご飯ではないでしょうか?
トルコは朝食を重んじる文化で、トルコの朝食はとても豪華です。
その中でも一番好きなメニューがあります。
それが、今日ご紹介する”Menemen”「メネメン」という料理です。
では、メネメンとはどんな料理のことですか?
メネメンの作り方は?
トルコ在住8年目の「トルコ猫暮らし」嫁がご紹介して参ります。
Table of Contents
トルコの朝食メニュー”Menemen”「メネメン」とは?

”Menemen”「メネメン」とは、ズバリトルコのトマトソースをベースとしたスクランブルエッグのことを指します。
私たちがこの料理に出会ったのは、トルコに初めて来て2日目。
イスタンブールをいろいろと観光していたら、道に迷ってしまい、インターネットの入るレストランに入った時のことです。
メニューを見てもわけもわからず、なんとなく読みやすく響きのよい”Menemen”という文字に惹かれ注文したのがきっかけです。
最初は卵料理⁉っとびっくりしたのですが、その優しい日本人の口に合う味付けに夫も私も虜になってしまったのでした。
元々この”Menemen”は地名でイズミル県の北に位置する場所を指します。
現在、年間の一人当たりのトマトの消費量が世界一と言われているトルコ。
1920年代にトルコで初めてトマトが生産されるようになった場所の一つがこのMenemenと言われています。
そして、ちょうどその頃、トルコに住むギリシャ人とギリシャに住むトルコ人の住民交換の為、クレタ島に住むトルコ人が住むように指定されたのがMenemenでした。
移住してお金のないクレタ系トルコ人により、当時生産され始めたトマトを使った安くて簡単、そして、栄養のあるこの朝食メニューが開発されたと言われています。
では、そんなトルコのスクランブルエッグ「メネメン」の作り方をご紹介して参ります。
トルコの朝食「メネメン」の作り方
材料<2人前>

・玉ねぎ…1玉
・甘長ピーマン…2本
・トマト…2玉
・卵…4玉
・バター…20g
・塩…少々
・コショウ…少々
・一味唐辛子…少々
作り方
①玉ねぎをみじん切りにします。

②甘長ピーマンも細かく輪切りにします(ピーマンでも代用可)。

③トマトは皮を剥き、さいの目に切ります。(トマト缶でもOK)

④温めたフライパンで(本当は小さめが良い)バターを溶かし、玉ねぎを炒め、透き通ったら甘長ピーマンを加えます。

⑤甘長ピーマンを軽く炒めたら、トマトを入れ、トマトの水分で煮込んでいきます。

⑥トマトの形がわからなくなってきたら、塩・コショウ・一味唐辛子で味付けしていきます。

⑦卵を割り入れ、へらで卵をかき混ぜていきます。(卵の混ぜ方、ソースとの絡め方、卵の煮詰め方はそれぞれの好みになります。)

⑨蓋をして1~2分、卵がお好みの硬さになったら完成。

大抵はフライパンのままテーブルに提供され、フランスパンによく似たトルコパンにメネメンを絡めていただきます。

まとめ

今日はトルコの朝食の定番メニュー”Menemen”「メネメン」をご紹介して参りました。
”Menemen”「メネメン」とは、トルコの地名で、そこで生産されるようになったトマトを使って開発された卵料理のことでした。
味付けはとてもシンプルで簡単。
クセが無く、日本人でも安心して食べることができる料理です。
現在はトルコ全土で食べられており、簡単な料理ですが、その土地や人によっても少しずつ作り方が違ってくる奥の深い料理です。
是非、日本でも作ることができるので、トルコのこの優しい朝食「メネメン」作ってみられてはいかがでしょうか?
そして、是非本場トルコでもこの安心・美味しい”Menemen”を味わって、良い一日をスタートされてはいかがでしょうか?
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