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【トルコ料理】おもてなしサイドメニュー”Kısır”クスルの作り方

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Selam aleyküm!セラーム アレイキュム!

「トルコ猫暮らし」の嫁です。

トルコでは、アラビア式のこの挨拶が使われることがあります。

そんな時は、Aleyküm selam!アレイキュム セラームと返してあげましょう。

もしも、Aleyküm selam!と挨拶されたら、Selam aleyküm!と挨拶を返してあげましょう。

このように掛け合いの挨拶がトルコにはあります。

今日はそんな挨拶と同じように、アラビアから来た料理”Kısır”クスルというサラダをご紹介します。

トルコではよくお茶会などに出てくる料理で、トルコチャイを頂きながら、パンやクッキー、スイーツなどの合間に口の中をさっぱりとしてくれるそんな料理です。

材料の中には、日本では普段使わない特殊なものがいくつかありますが、身近なもので代用したり、インターネットでも手に入れることができるので、是非試してみて下さいね。

それでは、ご紹介して参ります。

クスルの誕生秘話

トルコ語で”Kısır”とは不妊とか不作とか意味があり、簡単に訳すと「できない」という意味があります。

この料理にはこんな誕生秘話があります。

昔々、ある村に二人の花嫁がいました。

一人はよくできた年上の花嫁で、年下の花嫁はそうではありませんでした。

ある日、姑と一緒に二人の花嫁が畑仕事をしていました。

年上の花嫁は畑仕事もよくこなして働いていましたが、年下の花嫁は使い物にならず、しびれを切らした姑が「あなたは家に帰って、ご飯を作ってらっしゃい!」と言ったそうです。

そして、年下の花嫁は家に帰りましたが、料理もできないので、台所にある乾燥のひきわり小麦に水を混ぜただけのものを作りました。

すると、畑仕事を終え帰ってきた姑がテーブルを見てびっくり。

とても食べれた料理ではありません。

それで、機転を利かせた年上の花嫁が家に残っている材料を、そのひきわり小麦に混ぜて、おいしいサラダができあがりました。

それを見て、姑は年上の嫁をえらく褒め、年下の嫁には「お前はできない!」と言い放ったそうな。

物語自体はなんとも悲しいですが、人の気持ちを察することなく言い放つのはトルコ人らしいなと思います。

そしてこのクスル自体、ひきわり小麦をベースに家に残っている野菜を加えていく料理だということもわかりました。

では作り方を解説していきましょう。

まずは材料紹介から。

材料(4人分)

・ひきわり小麦・・・150g
・熱湯・・・100㎖
・オリーブオイル・・・大さじ4(炒める時に大さじ1・混ぜる時に大さじ3)
・玉ねぎ・・・1個
・にんにく・・・2カケ
・トマトペースト・・・小さじ1
・パプリカペースト・・・大さじ1
※(トマトペーストとパプリカペーストはケチャップ100㎖で代用可能)
・塩・・・適量
・こしょう・・・適量
・一味唐辛子・・・適量
・ざくろソース・・・大さじ1
・きゅうり・・・1本
・トマト・・・1個
・青ねぎ・・・3本
・レタス・・・2枚
・イタリアンパセリ・・・お好みで
※お好みでクミンを加える事もできます。

作り方

今回も動画で作り方をご紹介しています↓↓↓

①ひきわり小麦にお湯を加えて軽く混ぜラップをして5分寝かせます。

②玉ねぎ・にんにく・きゅうり・トマト・イタリアンパセリ・ねぎを細かく切っていきます。

③フライパンにオリーブオイル大さじ1を加え、にんにくと玉ねぎを炒めていきます。

④玉ねぎが透きとおるまで炒めたら、トマトペーストとパプリカペースト(トマトケチャップ100㎖でも代用可)を加えて2分ほど炒めます。

⑤ふやかしたひきわり小麦に先ほど炒めたものを加えていき、均等に混ぜます。

⑥塩・こしょう(ケチャップを使用した場合は少なめに)、一味唐辛子を加え混ぜていきます。

⑦オリーブオイル大さじ4とざくろソースを加え混ぜます。

⑧細かく切った野菜を加え軽く混ぜて完成。

お好みでレモンを絞ったり、ざくろソースを掛けたり、レタスに包んで食べていきます。

まとめ

いかがでしたか?

クスルにはなんとも悲しい誕生秘話がありましたが、ひきわり小麦をベースにいろいろな野菜を加えて頂く料理でした。

友人とのお茶会でこのサラダが一品あるだけで、テーブルが色鮮やかになり、食欲をそそります。

そして、なんといっても美味しくてヘルシー✨

パクパク食が進みます。

日本人の好みにも合うと思うので、材料が揃うなら一度お試しください。

ほな☆


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