メルハバ!
まいど、皆さんお元気ですか?
「トルコ猫暮らし」の夫です。
今日のテーマは「トルコで食べれる魚」です。
海に囲まれた島国、日本で育った多くの人にとって、欠かせない食材の一つは新鮮な魚ですよね。
お寿司にしたり、お刺身で食べたり、煮つけやフライ…。
私たちにとって魚料理は大切な食文化の一つです。
なので、トルコでの生活で一番懐かしくなるのはやはりお寿司やお刺身。
でも、生魚を食べる習慣のないトルコでは刺身にできるほど新鮮な魚を手に入れるのは簡単なことではありません。
「たとえ刺身は無理でも、なるべく新鮮な魚を手に入れたい!」
そこで今回は、そんな願いを抱くトルコにお住いの方の為に、トルコで食べることのできる魚の種類や、魚屋さんでの新鮮な魚の見分け方についてまとめてみました。
あのお魚食べたいけど、トルコにあるのかな?トルコ語で何て言うの?とか思われた事ありませんか?
ぜひ参考になさって下さい。
Table of Contents
トルコでよく食べられている魚の種類と選び方のコツ!
Barbun ひめじ
美味しい時期は8月~10月で一番脂がのっているのは10月。
20㎝前後に成長するが、トルコでは小さなサイズが人気。
皮に独特の香りがあるので、てんぷらや揚げ物、ムニエルにして食べるのがおすすめ。
選び方のコツ!:赤い模様がはっきり鮮やかで、しっかり引き締まっているもの。
Çipura ヨーロッパヘダイ
鯛の仲間で地中海や黒海に生息している。
トルコで養殖されている最もポピュラーな魚の1種。
体長は40㎝前後になり、7月~11月が季節で最も美味しいのは9月と10月。
白身で美味。塩焼きやムニエルにして食べるのがおすすめ。
選び方のコツ!:えらの上の黒い斑点が鮮やかで魚体のツヤが良いもの。目が透き通っているものが新鮮。
Hamsi カタクチイワシ Sardalya マイワシ
黒海やマルマラ海で捕れる。
値段も安く美味なので、トルコで最も愛される魚の一つ。
11月~2月の間が美味しい季節。
体長は10㎝前後、唐揚げや天ぷら、塩漬けにして食べるのがおすすめ。
小さいカタクチイワシなら塩漬けにして手作りアンチョビもできちゃいます。↓↓↓
選び方のコツ!:身がしっかり引き締まっていて、目が赤くないもの。鮮度が良くないと身が崩れ目が赤くなる。個人的には小さいサイズが美味しいと思う。
İstavrit アジ
トルコでもよく食べられているアジ。
冬から春にかけて消費されるが美味しい季節は10月と11月。
体長は20㎝前後になるが、トルコでは、豆アジのサイズが美味しい。
大きめのサイズは塩焼き、小さいサイズは頭と内臓、ぜんご(体の真ん中に通っている線のような固いうろこ)を取って唐揚げやフライ、南蛮漬けが最高におすすめ(小さいマメアジはまるごと食べれます!)。私たちは新鮮なアジで握りにも挑戦しました!
選び方のコツ!:魚体の表面が虹色のようにツヤを放つもの。腹の部分に崩れがなく、黄色い色味のもの。目は白くなる場合があるが鮮度にはあまり関係ない。
Kefal ボラ
トルコでは6種類のボラ科の魚が捕れる。
美味しいといわれているのは、Has kefalとAltınbaşı kefalと呼ばれるもの。
冬の時期から4月と5月ぐらいまでが美味しい季節。
体長50㎝ほどになる。
水質の影響を受けやすく、トルコではかなり匂いがきつい。
唐揚げや味噌煮、ごま油焼きなどの調理法がおすすめ。内臓の中にある軟骨のような「へそ」と呼ばれる部分は串焼きや唐揚げにすると珍味。ちなみにボラの卵巣からカラスミが作られる。
さばき方が独特なのでYouTubeなどで検索すると良い。
選び方のコツ!:身に張りがあり、黒っぽい色味のもの。
Palamut ハガツオ
トルコの海全体で捕れたが、かなり減ってきている。
8月から2月が季節。9月の後半からが美味しい。
20㎝~70㎝ほどのものが市場に出回り、大きさによって呼び名が変わる。
煮つけや塩焼き、カリッとソテーして食べるのがおすすめ。
選び方のコツ!:魚体が輝いているもので、縞模様がはっきりしており皮の張りが良いもの。エラが鮮やかな赤色で目が透きとおっているもの。
Uskumru タイセイヨウサバ
トルコでは、北エーゲ海で捕ることができる。
体長は、25㎝前後。
9月~1月が季節で脂がのっていて美味しい。
調理法は、塩焼きや味噌煮、煮つけがおすすめ。
選び方のコツ!:エラが鮮やかな赤色で目が透きとおっているもの。魚体に張りがあり模様が鮮やかなもの。特にお腹に張りがあるものが良い。
Levrek スズキ
トルコで養殖されているかなりポピュラーな魚。
体長は20㎝~80㎝になる。
白身で特有の風味があり、2月~5月が美味しい季節。
塩焼きや唐揚げ、バターソテーがおすすめの食べ方。
選び方のコツ!:できれば活〆(いけじめ)のもの。トルコで活〆をしている漁師はほぼいないので、身が硬く、エラが鮮やかな赤色のもの。魚体の銀色が輝いているもの。
Orkinos タイセイヨウマグロ(クロマグロ・ホンマグロ)
トルコでは、Ton balığı(トン・バルーウ)とも呼ばれるマグロ。
黒海から回遊してきた群れは、4月頃に地中海へ、そして日本へと泳いでいくといわれている。
知っての通り超美味な魚。
煮つけや味噌汁、塩焼き何でも美味しい。
選び方のコツ!:目が透きとおってエラが鮮やかな赤色のもの。身が硬くなく魚体にぬめりがあり皮が輝いているものが良い。
Dil balığı ヒラメ Kalkan カレイ
トルコでは魚屋に行けば必ずと言っていいほど、見かけるヒラメとカレイ。
トルコ語でどちらもPisi balığıっと言います。
ヒラメかカレイの見分け方は表にした時に頭の位置が左がヒラメ・右がカレイだそうです。
価格は少し高めですが、臭いもクセもなく美味しく頂ける白身魚です。
自分で捌いたのですが、とても捌きやすかったです。
我が家ではソテーにして食べました。
身が柔らかくとても美味しかったです。
選び方のコツ!:肌にツヤがあり、押してみると固くハリがあるものを選ぶと新鮮でしょう。
Kalamar イカ
トルコでは、ポピュラーなのにわりと高価なイカ。
ヤリイカやコウイカがよく捕れる。
食べ方の一番おすすめは、トルコ人がするように重曹と砂糖と炭酸水に一晩漬けてやわらかくし、小麦粉をつけて揚げるイカリング。
トルコのイカリングは歯ごたえが柔らかくて最高!
ヨーグルトソースを付けて食べるのが主流。
選び方のコツ!:体が透き通っているものが良い。茶色になり、最終的に鮮度が悪くなると白くなる。
まとめ
いかがでしたか?
トルコで捕れるすべての魚を紹介することはできませんが、市場によく出回るものとしてはこんな感じです。
季節やその時の仕入れによっては、アンコウやヒラメ、エビやタコ、ハマグリやムール貝なども並びます。
でも、やはり魚介類は日本ほど豊富ではありませんので魚好きにとっては少し寂しくなります。
トルコでいつも思う事は、日本は魚に対する意識が非常に高い文化を築いているということ。
新鮮な魚を食べるために、ありとあらゆる手が尽くされています。
早朝に水揚げされたものを、その日の朝に店頭に並ぶよう輸送するシステムや、種類別の〆方、適切な保存方法の認知など、魚に対するこだわりのレベルがトルコとは比べものになりません!
トルコでは、氷さえ使用せずに常温で店頭に魚が並ぶ店も多く見かけます。
なので、私はせめて氷を使用している魚屋から選ぶようにしています。
おすすめは以前紹介した”Metro Market”です。
いつも氷を使用しており、調理しやすいようにその場で捌いてくれます。
ぜひ新鮮な魚を選んで、トルコでの生活をこれからも快適に、そして美味しく過ごしてまいりましょう!
ほな!
おまけ ~今までトルコで釣った魚たち~
アイワルクに引っ越して5分も歩けば海があるので、時々嫁と釣りに出かけます。
そこで、今まで釣った魚(あまりないのですが)を、ご紹介します。
イカ
エギというイカ専用ルアーで釣ることができ、お手軽です。
嫁も50㎝ほどの大ものを釣り上げました。
自分で釣ったので刺身で新鮮なまま楽しめました。これまでにバター醤油ソテーやイカ焼き、干してスルメなどにして食べてみました。
バター醬油とスルメが最高です!
カニ
アイワルクの海岸線を歩いていると、手のひらサイズのカニを見かけます。
バケツで蓋をして捕まえたり、さばいた後のイワシの頭を釣り針につけて釣ったりしました。
カニの身はそれほど多くありませんが、カニ味噌が甘くて美味しかったです。
オーブンで焼いたり、味噌汁にして食べました。
穴子
イカ釣りに行った際、波打ち際を大きな穴子が泳いでいるのを何度も見かけました。
それで、針にイワシの頭をつけて穴子の前に垂らしていみるといとも簡単にパクッ!
体長70㎝と大物で重量もあったので、波打ち際であっても釣り上げるのに苦労しました。
釣り上げた穴子は目打ちをし、捌いて、炭火でかば焼きと天ぷらにしました。
日本の穴子のように繊細な味はしませんでしたが、とても良い経験になりました。
ヨーロッパヘダイ
5ℓの水のペットボトルで仕掛けを作り、近所の桟橋に仕掛けてみました。
すると小さなヘダイが入っていました。
唐揚げにして食べると臭みもなくとても美味しかったです。
これ以外にも
タコやスズキを釣り上げている人も見ました。
嫁はビーチでヒラメを見たと言っているので、今度ヒラメ釣りにチャレンジしたいと思います。
ご覧いただきありがとうございます。
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