まいど!おおきに!
「トルコ猫暮らし」の嫁です。
トルコに来て11年目。
もちろん猫が好きですが、犬も大好きで、トルコに来て何が一番嬉しいかって犬猫パラダイスな暮らしができる事です。
私のように犬・猫が大好きな方は多いのではないでしょうか?
でも海外で心配な事の一つに、犬に嚙まれたり猫に引っ掻かれたりすることがあります。
確かに狂犬病などの問題があるので注意が必要です!
だからといって動物が大好きな人にとって、可愛い犬・猫に出会った時、なでたい気持ちを抑えるのは簡単なことではありませんよね。
私も、夫もその一人です。
実はこれまで10年間、私たちは沢山の野良ちゃんを触ってきましたが、一度も噛まれたり、引っ掻かれたりしたことがありません。
そこで、今回は私たちが実践している触れる野良犬・野良猫の見分け方をシェアしていけたらと思います。
もちろん、ここで紹介した事がすべてではありませんので参考程度にとどめて頂き、よく注意して下さいね。
それでは、気になるトルコの犬猫事情から!
Table of Contents
トルコの犬猫事情
狂犬病に関して
野良犬や野良猫の多いトルコにおいて、狂犬病撲滅の為の働きはよくなされています。
政府の発表によると、1974年に52件と記録された狂犬病の症例数は、1983年には25件、1999年には7件に減少しています。
狂犬病により、2014年に4人、2015年に2人、2016年に3人、2017年と2018年にそれぞれ1人が亡くなりました。
引用元→コチラ
トルコでは犬だけではなく、犬の次に狂犬病にかかりやすいキツネやオオカミなどにも狂犬病ワクチンの入った餌を与える取り組みがなされています。
それらの動物が生息する山や森にヘリコプターで上空から餌を撒くという方法によって行われているそうです。
引用元→コチラ
野良犬の場合
トルコでは野良犬はよく管理されています。
耳にタグが付いている野良犬は役所が管理をしていて、狂犬病の注射がなされています。
※野良犬の狂犬病注射・タグに関しては→コチラを参照
ですので、耳にタグの付いた大人しい野良犬は安心して触ることができます。
タグなし、目が充血している、よだれが垂れている、近づこうとすると歯をチラッとでも見せるような犬には気をつけましょう。
野良猫の場合
野良猫は野良犬より多数おり、野良犬のように役所で管理されていない場合が多いです。
攻撃的・唾液が垂れている・けいれんを起こしているなどの症状が出ている猫には近づかないようにしましょう。
私たちが実践する触れる野良犬・野良猫の見分け方
野良犬の場合
まず耳にタグが付いているか確認します。
道で寝そべっていたり歩いてくる犬の場合、スキスキオーラを出して「おいで!」と言って手を広げてあげます。
そうすると、嬉しそうに尻尾を振って近寄ってくる犬は、人なれしているので触る事が出来るでしょう。
まずは、突然頭から触るのではなく、手の甲を匂わせてから反応を見てゆっくりと撫でてあげましょう。
ただ、仔犬や若い犬は興奮してじゃれて噛んでくる事もあるので注意が必要です。
もし、手の甲を匂わせた時点で、目を合わせようとせず、緊張しているようなら背中を向けずに、後ずさりしながら笑顔でゆっくりとその場を離れましょう。
「おいで!」と言っても来ない犬は怖がりさんかもしれないので、無理に近づかないようにしましょう。
時に攻撃してきそうな犬に出くわす事もあります。
この場合、たとえ距離があったとしても先ほどと同じく、笑顔で犬の目をじっと見て、背中を向けずに後ずさりするようにてその場をゆっくりと離れるようにします。
決して背中を向けて走ったり、棒で威嚇したり、石を投げたりして挑発しないようにしましょう。
寝ている犬の場合も、人間が嫌いだったり、触られるのが嫌な犬がいます。
牙を向けてくる子は、その場をそっと離れるようにしましょう。
声を掛けながら近づいていくと尻尾を振ったり、お腹を向けて触ってアピールする犬は人なれしている可能性が高いので、ゆっくりと触れることができるでしょう。
野良猫の場合
猫の場合、人間が怖い子はすぐに逃げます。
猫は「さしすせそ」の音に敏感です。
日本にいる時、私は舌打ちを繰り返す感じで「チュチュチュチュ」と猫を呼んでいましたが、トルコ人が呼びかけるように「プスプスプスプス」と呼びかけた方が気づいてよく反応してくれます。
人間好きな猫は、近づいてきて足元にまとわりついてくるので、ゆっくりと撫でてあげるようにします。
猫を触る時は始め、人差し指を出してそっと猫の鼻に近づけ、臭いを嗅いでもらい挨拶します。
ここで攻撃してくるかどうかはっきりします。
攻撃してくる子は、指を怖がります。
目が厳しくなったり耳をピンとする子は攻撃してくる可能性があるので、すぐに手を引っ込めましょう。
そしてそっと離れるようにします。
人差し指の臭いを嗅いでさらに近づいてくるようであれば触っても大丈夫でしょう。
しかし、仔猫や若い猫の場合、じゃれて遊んで引っ掻いたり、噛んだりするので注意が必要です。
猫のお腹は触られるのを嫌がる子もいるので、触らないようにしましょう。
時々、抱っこさせてくれる大人しい猫もいたり、ベンチに座っていると膝に乗ってくる猫もいます。
猫は気まぐれなので、嫌がることはすぐやめて自由にさせてあげることによって、仲良くなってみて下さいね。
トルコでもし犬・猫に噛まれたら
よく注意していたとしても、突然後ろから来て足を噛まれたり、膝に乗っていた猫が突然じゃれて引っ掻いたりしてしまうかも知れません。
もしトルコで、犬や猫に噛まれたり引っ掻かれたりしたら、すぐに傷口を流水で洗い流し、最寄の病院に行きましょう。
狂犬病がほぼ撲滅しているとはいえ、可能性はゼロではないので大事を取って行動することをおすすめします。
その時に役立つトルコ語を簡単にまとめてみました。参考になさって下さい。↓↓↓
役立つトルコ語
・「病院」は「Hastane」(ハスターネ)
・「わたしを近くの市民病院に連れて行ってください」は
「Lütfen beni en yakın devlet hastanesine götürün.」
(ルットフェン ベニ エン ヤクン デヴレット ハスターネスィネ ギョトゥルン)」
・「犬に噛まれました」は「Köpek ısırıldı.」(キョペッキ ウスルドゥ)
・「猫に引っ掻かれました。(攻撃されました)」
「 Kedi saldırıdı」(ケディ サルドゥルドゥ」
・「狂犬病ワクチン」「Kuduz aşısı」(クドゥズ アシュスゥ)
※トルコの病院で、狂犬病ワクチンでの治療は通常4回に分けられています。
(噛まれた当日の治療→3日後→7日後→14日後)
まとめ
トルコはまさに、犬の国・猫の国です。
大都市イスタンブールでも、人が行きかう大通りの真ん中で犬が寝そべっていたり、レストランのソファーで猫が座っていたりします。
そして、それが普通の光景で、誰も気にせずみんなで可愛がる…。
そんなトルコが好きです!
トルコにお越しの際はぜひ、今回紹介した犬・猫事情を参考にして頂ければ幸いです。
動物が好きな人にとって「触るな」というのはなかなか難しい事です。
触れ合う際はぜひ十分気をつけつつも可愛い猫や犬との出会いを楽しんでみて下さいね!
ほな!
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