Merhaba!
まいど!おおきに!
「トルコ猫暮らし」の嫁です。
お元気ですか?
今日はトルコの手続き系の記事を書こうと思います。
トルコで滞在許可を申請するのに必ず求められるのが、トルコの健康保険に加入する事。
安いものは年間1万円ぐらいから加入する事が可能です。
しかし、せっかく加入したのに、トルコの医療システムや費用、保険がどれだけ使えるかが分からず、入ったは良いもののなかなか使えないということはありませんか?
実は私も全く使ったことがありません。
しかし、最近絶賛大不調。
いよいよ病院に行かなければ…っと考えています。
それで今日は、使ったことがありませんが、自分が抱く不安を払拭する為にトルコの医療保険について調べた事を皆さんにもシェアしていけたらと思います。
トルコの滞在許可イカメット取得にも必須になりますので、参考にして頂けると幸いです。
Table of Contents
どんな種類の保険に加入する必要があるの? どんな病院で使えるの?

日本には国民健康保険、社会保険、任意で入る医療保険があります。
トルコにも保険の種類がいくつかあります。
SGK[セーゲーカー]…Sosyal Güvenlik Kurumuの略。
トルコで働いている人が入る保険。
労働者やその家族が益を得ることができる社会保険のようなものです。
トルコで治療を受ける場合、市立病院はもちろん、SGKという看板が掲げられている病院や薬局にて、少ない支払いで治療を受けたり、薬を受け取ったりすることができます。
Tamamlayıcı Sağlık Sigortası[タマムラユジュ サールック シゴルタス]
これはSGKでは賄えない治療をカバーできる保険になります。
例えば、”Özel Hastanesi ”[オゼル ハスターネシ](直訳:特別病院)など、SGKの適応でない私立病院で治療を受ける場合や、SGKの保険ではカバーしていない病気の治療などに使います。
SGKに加入している人が更に手厚くサポートを受けたい場合に入る保険でしょう。
Özel Sağlık Sigortası [オゼル サールック シゴルタス]
これは、SGKにも入れない人たちが入る保険になります。
ですので就労許可の無い外国人は皆これに加入しなければなりません。
しかも、この保険が使えるのは、基本的には保険会社が提携する ”Özel Hastanesi ” [オゼル ハスターネシ] 私立病院だそうです。
トルコにはどんな保険会社があるの?
Allianz [アルリアヌズ]

利用した事はありませんが、今度更新の際に代理店で聞いてみようと思います。
Acıbadem[アジュバーデム]

トルコの至る所にある私立病院の”Acıbadem”[アジュバーデム]
家の近くに Acıbadem の病院があるなら、おすすめかも。
トルコの健康保険の何が大変かというと、各保険会社が提携している私立病院を探す事。
これを事前に知っておかなければ、緊急時とても大変な事になります。
私が通うのはAcıbademと決めておられるならこの保険が安心です。
SOMPOグループ

なんだか安心の響き✨
日本でも有名な損保ジャパンのグループ会社がトルコにもあります。
価格もリーズナブルでこの保険に加入しているトルコ在住者も多いと思います。
ただ調べてみると、トルコ支店には日本人の駐在員はおられない様子。
コールセンターに電話もしてみましたが、トルコ語・英語のみの対応でした。
Doğa sigorta[ドーアシゴルタ]

私たちが長年お世話になっているのがこの保険。
とにかく一番安い。
しかし、一度も使ったことがないので、どこまで使えるか、何に使えるかはわかりません。
Doğa sigortaの提携病院は調べてみると、私たちのアイワルクから一番近くて車で2時間のBalıkesirという街にあります。
家の近くで事故にあったら大変ですね💦
日本の国民健康保険に継続加入されている方や海外旅行保険、もしくはクレジットカードの付帯保険で賄える方はこちらの保険でも良いのかなっと思います。
どれだけの保障があるの?

これから健康保険の一般的な保障内容をお伝えします。
契約される保険会社や保険の種類によって多少異なると思いますので、あしからず。
参考にしたのはこちらの動画↓↓↓
まず、保険会社と提携している病院において救急・手術・入院において発生する料金は100%保険会社が支払ってくれます。
しかし、歯科治療・出産費用は保険会社はカバーしてくれません。
通常の診察においては、保険契約以前の持病における治療は保険会社は保障してくれません。
しかし、保険契約後に発生した病気に関する通院治療は提携病院の場合80%保険会社がカバーしてくれます。
保障の対象になる治療や使える上限などは各保険会社により違ってくるかと思います。
例えば、私たちのように緊急で近くに提携病院が無い場合は、一番近くの私立病院に行き、そこで一旦全額支払い、E-mailで保険会社に領収書を請求書と共に送り、請求する事もできるそうです。
その場合は、60%保険会社がカバーしてくれるそうです。
将来的には近くの県立・市民病院などでも使えるようになる見込みですが、今のところ確かではありません。
保険会社が提携する”Eczane”[エジザーネ]「薬局」もあるそうで、そこで購入したお薬に関しても医師からの処方箋が出ている薬であれば、保険会社が80%カバーしてくれるそうです。
どこで契約できるの?契約時の注意点は?

気になるのはどこで契約できるのか?ですが、Google Mapなどで” Sağlık Sigortası ”っと検索するとお近くの代理店が表示されると思います。
もしくは、滞在許可を有料で代理申請してくれるエージェント”Danışmanlık“[ダヌシュマンルック]という所を利用されるなら利用時に提携の医療保険を紹介してくれると思います。
保険契約時の注意点ですが、
”İkamet için yabancı sağlık sigortası istiyorum.“
[イカメット イチン ヤバンジュ サールック シゴルタス イスティヨルム]
「滞在許可の為、外国人用の健康保険が欲しいです。」
と伝えて下さい。
そして、重要なのが保険開始日が滞在許可” İkamet ”[イカメット]の開始日になります。
ですので、この日に滞在許可面接の予約を取りたいと思う日付で保険を契約しましょう。
年齢が65歳を過ぎていたり、過去に癌などを患っておられる方はなかなか受け入れてくれる保険が少ないので、かなり料金が高くなる可能性があります。
そして、健康に自信のない方も保障のしっかりとした保険に加入しておかれると安心かも知れません。
家から一番近い私立病院が提携している保険会社を調べて契約するのもおすすめです。
事故などがあれば、そこで100%治療費を保証してくれるからです。
契約時に必要なものは?
契約時に必要なものは以下の通りです。
・パスポート
・携帯電話番号
・住所のわかるもの(賃貸契約書)
・現金(クレジットカードが使えない場がほとんど)
以上です。
まとめ

いかがでしたか?
少し難しかったかも知れませんが、簡単にまとめると…
- 滞在許可を申請する外国人は全て Özel Sağlık Sigortası に加入しなければなりません。
- いろいろ調べてご自分に合った保険会社の保障内容で契約される事をおすすめします。
- 提携の私立病院にて、救急・入院・手術の保障は100%、通院は80%保険会社がカバーしてくれます。
- 保険の契約はお近くの代理店もしくは、滞在許可代理申請のエージェントにて契約可能です。
以上、トルコ生活の安心材料になれば幸いです。
Sağlıkla kalın!
ほな☆

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